BIDS Helper (BI Development Sutudio のアドインツール)

最近はじっくり SQL Server 2005 / 2008 の BI 機能を触れることができています。
長らく投稿していませんでしたが、なるべく積極的に投稿していこうと考えています。

今回は「BIDS Helper」のご紹介です。
「BIDS Helper」は CodePlex で公開されている BI Development Sutudio のアドインツールです。

http://www.codeplex.com/bidshelper/

機能リストはここ↑を見てください。
私がお勧めの機能だけ、簡単にご紹介します。今回は SSAS 側の機能です。

・Aggregation Manager
 集計デザインの変更ツールです。
 画面の右側に、ディメンション属性が(属性リレーションシップの定義に従い)ツリー形式で表示される点が分かりやすいです。
 
・Dimension Health Check
 ディメンションの設定をチェックしてレポートしてくれます。
 チェックの内容は
  (1) 属性リレーションシップの妥当性(反しているデータの存在確認)
  (2) 属性キーの一意性
  (3) 反転している属性リレーションシップの指摘
 です。
 特に (1) は有難いです。

・Measure Group Health Check
 メジャーグループの設定をチェックしてレポートしてくれます。
 いまのところ、チェックしているのは「データ型の妥当性」だけです。
 例えばウィザードでキューブを作成して、メジャーのデータ型は(データソースでの定義に従い) Integer に設定しているとします。
 集計関数が SUM ですと、合計値が Integer の許容範囲を超えることがあり、(1 ビット目が 1 になったのか)合計値がマイナス値で表示されることがあります。
 このツールは実際の値をチェックして Bigint への変更を勧めてくれます。

・Non-Default Properties Report
 (そのままですが)デフォルト指定以外のプロパティをリストアップしてレポートしてくれます。
 設定のチェックにどうぞ。

・Printer Friendly Dimension Usage
 メジャーグループとディメンションの関連付けをまとめてレポートしてくれます。
 設定書がわりに。

・Visualize Attribute Lattice
 属性リレーションシップの設定を"視覚的に"表現してくれます。
 属性リレーションシップの設定確認にどうぞ。

結構便利な機能がありますので、SQL Server BI の Developer の方は是非使ってみてください。
※先週くらいに 2008 対応版もリリースされました。
CodePlex ですので、ソースコードも参照可能です。
SSIS のお勧め機能は次回にご紹介します。